インフィニティ(仮)
「弥生ちゃん、恭に何かされた?」
下のリビングに降りると、母さんは僕の妹の由夏をかかえながらニヤニヤして弥生にそう話しかけた。
「あら?恭がなかなか起きないからひっぱたいて起こしただけですわ。」
…まだ痛いですが…。
左頬をさすりながら、朝食を眺める。
パンに目玉焼きをのせたシンプルなものだ。
「父さん今日もいないの?」
思い出したように母さんに話しかける。
「なんだか最近忙しいみたいよ。」
「ふーん…。」
父さんの事はよくしらない。
小さい時からほとんど家にいないから親という実感がわかない。
「食べたらさっさと行くわよ。」
弥生はすでに食べ終えていた。
男の僕より早い…
ホントは男なんじゃないか…?
急いで食べると、胸をトントンと叩きながら玄関に向かった。
「恭!お弁当!」
母さんが小走りで僕の弁当箱を持ってくる。
「はい、弥生ちゃんも。」
そう言って弥生にも弁当箱を渡す。
「わぁ!ありがとう叔母様!」
下のリビングに降りると、母さんは僕の妹の由夏をかかえながらニヤニヤして弥生にそう話しかけた。
「あら?恭がなかなか起きないからひっぱたいて起こしただけですわ。」
…まだ痛いですが…。
左頬をさすりながら、朝食を眺める。
パンに目玉焼きをのせたシンプルなものだ。
「父さん今日もいないの?」
思い出したように母さんに話しかける。
「なんだか最近忙しいみたいよ。」
「ふーん…。」
父さんの事はよくしらない。
小さい時からほとんど家にいないから親という実感がわかない。
「食べたらさっさと行くわよ。」
弥生はすでに食べ終えていた。
男の僕より早い…
ホントは男なんじゃないか…?
急いで食べると、胸をトントンと叩きながら玄関に向かった。
「恭!お弁当!」
母さんが小走りで僕の弁当箱を持ってくる。
「はい、弥生ちゃんも。」
そう言って弥生にも弁当箱を渡す。
「わぁ!ありがとう叔母様!」