幼なじみ
ラブレター
朝はダルい


目覚めきってない頭と体を引きずって

朝日が降り注ぐ通学路を歩く


周りには
サラリーマンや学生が行き来してる



「乃愛!」


肩を掴まれて思わずよろめいた



立っていたのは息を切らした凪沙


「おはよ。凪沙。」


「おはよ。
ってか弁当忘れてるよ。」


凪沙の手に握られてるのは私のお弁当袋


やばっ

玄関に忘れてた


「ちょうどおばさんに出くわしてさ、はい。
じゃ俺こっちだから。」


弁当を渡すと凪沙は駅の方に走っていった


凪沙の高校は電車で2駅向こうにある


私の高校は歩いて20分くらいの所


いつもなら
朝会うなんて滅多に無いのに

珍しいこともあるもんだ
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