俺以外の男に欲しがるんじゃねーぞ!!
満員電車=痴漢
私が通っている高校「西折高校」は、私が住んでいる家から約50㌔は離れている。

そのため徒歩は死、自転車は失神、車やバイクは暇。

と言うことで、私はいつも高校に行くときは電車を乗り次いで登校している。

電車に乗っている時間は約一時間。

勿論、電車の中でも暇。

スマホが無ければ私は死んでいる。

私は軽い携帯依存症なのかも知れない。

私の通う学校は土曜日も学校があり、大変忙しい。

電車の本数も少ない。

乗り損なえば、欠席しなくちゃならない。

まぁ、私に限って有り得ないけど。

「げっ!・・・・・・満員。」

高校一年の夏。

ただでさえ暑いのに満員電車。

車内はおじさんや老人で一杯だった。

心地いいはずの冷房も流石の満員電車には勝てない。

「あ、暑い。」

後ろから押されるように扉にぶつかる。

車内が揺れる度に扉と顔が擦れる。

「え!!!?」
私は気が付いてしまった。


完全、完璧にお尻を触られて居ることに。
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