私の存在価値
入学式から1週間席が隣で話すようになった友だちが突然私を無視するようになった。

その子だけではなく他の子も私から距離を置くようになった

私は生まれつき左手の親指が麻痺していておかしな形をしていたし動かすことができなかった。そして手術をしていることもあって傷もあった。

それまではそれが普通だと思っていたし聞かれることもなかったのでコンプレックスに感じながらも普通に過ごしていた。



お前の親指変なの
変な形
なんでそれだけ形おかしいの?


男の子達に横を通るたびに言われ笑われる日々が始まり私は毎日のように帰っては母に泣きながら話す日々が続いた。そしてそれは収まるどころか女の子たちも言い始め

その親指死んだ人の指なんでしょ
それ気持ち悪い

なんの悪びれもなくむしろ笑いながら言ってくるクラスの人たちに私は笑いながら

わかんない。

と答えることしかできずにただ耐えながら過ごすしかなかった。

母が担任の先生へ相談をする担任の先生はクラスのみんなに向かって


皆さん岩崎さんと仲良くしましょう。



正直「は?」と思った



1年生ながらにそんなんでいいの?
と思った
< 8 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop