ハナミツ
「一緒にパーソナリティをしていたのは、榊達久。
年も同じで専門学校の時の同級生なんですよ。
だから、自然と仲良くなって……まぁ今に至ります。」
タツとは専門学校が同じだった。
奴は東京ではなく地方から出てきていて、
初めて会った時は凄い目力がある奴だと思った。
何故か会った時から、タツは俺の事を
敵対視していて
視線がいつも鋭い気がしていた。
まぁ、色々あっていまは仲がいいけれど。
藤ノ宮さんなんか、タツに睨まれただけで
動けなくなってしまうかもしれない。
ただでさえ、ちょっと強面のイケメン顔なのだ。
「『榊さん。……聞いたことあります。
前に…"カレ恋"でのイベントで花を作りました。
その時に出ていたような、……』」
「よく知ってますね。彼はカレ恋出てましたよ。
いっつもSキャラ役で出るんですよ。」
「『……ありがとうございます。』」
しかし、藤ノ宮さんはタツを知ってたのか。