ハナミツ


〈綾瀬目線〉








「おや、貴方はいつぞやの。お久しぶりです。」


「え………と、」



「ははは。こちらから話しかけたのだから。
失礼しました。すみません、
Aquagardenの結城と申します。綾瀬直昭さん。」



久しぶりに会った彼は、ニコニコ笑って挨拶してくれた。


「あ、あのときの……っ、ありがとうございました!」


「こちらこそ蓮花さんをありがとうございました。」



蓮花さん……。




藤ノ宮さんとは、付き合いが長いのかな。

結城さんは、スタンド花の近くでふっと口だけで
微笑んだ。




「何か私に聞きたいことが?」





「え?」







< 156 / 668 >

この作品をシェア

pagetop