ハナミツ
〈綾瀬目線〉
「おや、貴方はいつぞやの。お久しぶりです。」
「え………と、」
「ははは。こちらから話しかけたのだから。
失礼しました。すみません、
Aquagardenの結城と申します。綾瀬直昭さん。」
久しぶりに会った彼は、ニコニコ笑って挨拶してくれた。
「あ、あのときの……っ、ありがとうございました!」
「こちらこそ蓮花さんをありがとうございました。」
蓮花さん……。
藤ノ宮さんとは、付き合いが長いのかな。
結城さんは、スタンド花の近くでふっと口だけで
微笑んだ。
「何か私に聞きたいことが?」
「え?」