ハナミツ
目が覚めて、時計を見たら7時前だった。
ピューとお湯が沸く音がした。
「いけねっ……!」
パタパタと綾瀬さんがキッチンに走っていった。
「あやせさん………?」
「あ、すみません。
起こしちゃいましたね。おはようございます。 」
綾瀬さんは、キッチンから戻ってきて朝の挨拶をしてくれた。
「おはようございます。
あ、朝ごはんの支度ですか?着替えきて、手伝います。」
「え、と。はい、じゃあ待ってます。パンで大丈夫ですか?」
「はい。ありがとうございます。」