ハナミツ
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「デザート美味しかったですね。クラッシックショコラ。
また食べに行きたいなぁ。」
「喜んでくれて何よりです。 」
藤ノ宮さんは、満足そうに笑った。
ネットで調べた店はデザートが美味しく、女の子に人気の店だった。
今日は車で来ていたから、藤ノ宮さんを送ることができた。
「そういえば、さっき花束を作った男性は。」
「今日はあの方の奥様の誕生日なんですよ。
って言っても、何かとイベントにかこつけて
いつも、お花を買っていってくださるんです。」
ふふっと藤ノ宮さんは、子供みたいに笑った。
嬉しそうだ。
「藤ノ宮さんは、誕生日いつですか?」
「へ?」
今度は俺の方が笑ってしまった。
まさか誕生日を聞かれるとは思わなかったのだろう。
「誕生日、いつですか?」