ハナミツ
*4th-1 桃花
「おねーちゃん。おねーちゃんたら!」
「あ、桃。」
「あ、桃。じゃないよ!もぅ、おねーちゃんたら。
せっかく会ったのにぼんやりして。」
桃は久しぶりに家に泊まりに来た。
藤ノ宮桃花
可愛い名前にあっている可愛い容姿に、ゆるふわ女子。
彼氏はいまは、(いまは)いないらしい。
市役所に勤めているから、仕事には困ってはいない。
桃花は一人暮らしで、私の住んでいる
沿線の駅の1つ先に住んでいる。
「……ごめんごめん。」
「…もー。彼氏は、おねーちゃんのドコすきに
なったんかなぁ。お花馬鹿なのは相変わらずだし。」
「悪かったわね、お花馬鹿で。」