ハナミツ
…………。
ーあんたのせいだ。
「……」
「蓮花は、彼とは連絡とかしてるの?」
「………え、あ、いえ全然してないです……。
事故以来関わりも薄くなっちゃったから。
私も学校とかあったし、」
ふぅんと彼は言いちらっと時計を見た。
「蓮花は、立花君スキだった?」
「へ!……わたし?、や、その……」
なんだろ、さっきまで真面目な話をしてたのに。
「……。」
急に黙り、探るように見られる。
「直昭さん?」
彼はすっと近くに来て、わたしと目線を
合わせた。
「………直昭さ………ん、」