ハナミツ
直昭さんは屈んで私の耳元で囁いた
「もっと自惚れて下さい。なんで、
好きだって、分からない。
どうしたら分かる。
もっともっと愛したら、触れたらわかるの、
」
そっと腰に手が触れる。
ビクッとした。
「……、なおあきさ」
「しても良いんだよ?
正直俺だって、限界がきてる。
でも、…無理矢理したって何にもない。
それこそ、蓮花を傷付けちゃうから。
もっとちゃんと、時間をかけて、愛したい。」