ハナミツ
<綾瀬目線>






蓮花は、前に映画に行った時に来ていたミントグリーンのワンピースを着ていた。



荷物を(茶色いバックと小さな鞄)を持って
俺の家に来た。







蓮花。






家に無事につき、荷物を片付ける彼女の後ろ姿を
見てぼんやり考えた。









好きだ、




愛してる。




……どの言葉をつたえたら君に伝わる？




「直昭さん、晩ご飯ーは……。直昭さん？」




「あ、……ああ、ごめん、ぼうっとしていた、
作ろうか。荷物かたした？」




「はい。あの、疲れてるなら私が作ります。
ちゃんとエプロンも持ってきたんで。
材料買ってくれたんですよね、ありがとうございます。」



「……。うん。」



エプロンをした蓮花は走ってキッチンに行こうとした。














< 468 / 668 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop