ハナミツ
直昭さんはまた、ソファのあるとこに戻り
紙の束の整理をしている。




「直昭さん、」



「ん。」



「…私、お仕事の事何も分からないですけど、それ以外で何かあったら言って下さいね。いつでも聞きますから。」



「…あぁ、ありがとう。」



直昭さんはこちらを見て微笑んだ。

「と…いけね。」




バサバサッと書類が床に広がるように落ちた。



私はカップを置き、床の紙を拾った。

凄い量。
あ、テーブルの下にもある。



台本かな。










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