ハナミツ
「......」
声をこらえながらもやっぱりぞくぞくしてる。
「...朝、起きたら風呂入ろ」
「え、...あ、あさ。一緒に? 」
「一緒に。」
「でも...恥ずかしいから、私、...っ、」
くいっと顎に触れられ、不意打ちにキスされた。
耳にリップ音が響く
「.........っ、...」
「......こっちなら素直だな」
目尻を下げながら直昭さんは微笑む。
お姉さんと笑い方が同じだから、女の人みたいな笑い方だ。
なんでも話してしまいそうになる。
「...初めてだったんです。..こんな...こと...するの、」
「...、」
「だから、...その、」
「...初めてはいかがでしたか、可愛い可愛い彼女さん?」