ハナミツ




「君たちは普通に会ったんだよね。
客としてじゃなく肩書きなんかなく、
ただの綾瀬直昭と藤ノ宮さんとして。

なんかちょっと……羨ましいな。
僕は…僕と、百合は客としてだったから。
そこは羨ましいよ。」


……。






七瀬さんは少し寂しそうに笑った。





「こんな事言っちゃいけないかも知れないけど、
うまくいったらいいね。あなたと綾瀬が。」
< 50 / 668 >

この作品をシェア

pagetop