ハナミツ




出ようかな。頭がほんとに働かない。




「直昭さん。わたし...先にでます。」





立とうとしたら足がいうことを効かなくなって
つるっと滑った。






「れ...」




バシャン!!





「...」



かろうじてバスタブのふちにつかまったけど、
つかまったはいいけど

片手はバスタブで、片手は直昭さんの肩だった。






.........!






「なんか、エロゲみたいな展開で驚きました。」


はははと、笑いながら言った。


「すみません!」



バスタブから手を離し、直昭さんの肩からも手を離した。



なんとなく向き合ってるのが恥ずかしくて喉あたりをみるしかない。






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