ハナミツ
<綾瀬目線>










初めてが、俺だったことにほっとしてしまい
朝風呂を沸かしながらまた、眠ってしまった。





蓮花としたのは、その、やっぱり良かった。






...いや、駄目だ。

今は出来ない。




風呂でするのは、まだダメだ。




体育座りをしながら恨めしそうに俺を見ている
彼女を見て自制する。



仕事ですこし忙しくなることを伝えたら、
分かりました。と言う







もっとワガママを言ったらいいのに。
もっと俺が好きだって言ってくれたらいいのに。





恥ずかしいのかなかなか言ってくれない。




「蓮花」


「...はい。」




「...好きだよ。」



「は、はい。わた......私もです。直昭さん」



体育座りしている彼女に近づき、キスをする。
















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