ハナミツ
「そういや、親父が花受け取りに行ったらしいけどどうだった?」
直昭さんは、走り出して5分くらいたった時に
思い出したように聞いてくれた。
「素敵な人でした。真面目で、優しくて。直昭さんに似てるなって思いながらお話出来ました。」
「えー、そう?」
「直昭さんと話す時はちがうんですか?」
「俺が男だからだろうな、しっかりしろとか厳しいことしか言わない。真面目なのは認めるけども。」
「そうなんですね、」
「ありがとう。花つくってくれて。きっと母さんも喜んでる、また今度感想聞いとくよ。」
「はい。」