ハナミツ
「…タツから見ておれはその体全部まるごと愛してる娘に出会ったと思う?」
「少なくとも今日死にそうな面してた時のお前見てたらな。何を考えてたのか知らねぇけどさ、本気なんだなって。」
タツー。
「…そっか、本気で好きなんだ、オレ」
「お前はなんでもかんでも真面目なの。もっとシンプルに考えようぜ。これからどうしたい?おまえの考えてる事話してみたら?」
「誰に?」
「まずは目の前の俺とか?」
勝ち誇ったように腕組みをしにやりと笑う。
「嫌な予感しかしないんだけど、話していいの?」
「俺はおまえの仲間だから。とーぜん。」
ありがとう。
〈綾瀬目線おわり〉