ハナミツ
「藤ノ宮ー、アレンジ中ごめん。あんたにお客様よ」
「はーい、えと、あれ」
丁度アレンジは終わり店長に渡そう表まで出ていくと…。
「……七瀬さん!!」
「お久しぶりだね。」
「けっ…………」
「百合、相変わらず塩対応だね。嫌いじゃないよ」
「あたしはあんたが大嫌いよ。ふん、」
店長……
七瀬さんとは、近くの公園で散歩がてら、話すことになった。
「元気そうだね、安心したよ。」
「はい、ありがとうございます。…お久しぶりです。体調は良くなったって店長から伺っています。」
「ありがとう、あー綾瀬とも仲良くしてくれてありがとうね。」
「……ごめんなさい。」
「謝ることは無いよ、綾瀬もそういう覚悟を持って決めたことだから、こうなれば僕が口出しすることじゃないよ。」