ハナミツ
〈綾瀬目線〉







仕事が終わった。


スタジオを出てすぐに蓮花に電話をかける。。







「……寝てるのかな?」



長い間呼び出し音がなる、まさか事故?

いやさっきまで、連絡していたしー








「『………な、直昭さん?』」


良かった、出た。

「おはよう、寝てたの?」


「『ごめんなさい、寝てました。おつかれさまです。』 」


少し焦った彼女の声がする。


「謝らなくていいよ、今から帰るからその連絡。こっちこそごめん、わざわざ電話かけて。」

「『いえ、ありがとうございます。LINEかと思って、ついうとうとしちゃって寝てしまったので、助かりました。』」

< 617 / 668 >

この作品をシェア

pagetop