ハナミツ
コンコンとドアが叩かれた。
はっとした。
「はい」
「すみません、綾瀬さん。」
なんのことはないマネージャ-だった、
「どうかしましたか?」
「いえ。先程七瀬さんのマネージャーから預りました。
綾瀬さんに渡して下さいと。個人的な私信のようで私も確認はしてないんですが……」
「……七瀬さんから?」
マネージャーから受け取ったのは白い便箋。
中には手紙が入っているのだろうか。
「ありがとうございます。確認しますね」
マネージャーが出て行ったのを確認し、俺は手紙を開封した。
「……マジかよ。」
俺は手紙の文字を見て、急いで携帯電話を開いた。
あと数時間。
〈綾瀬目線おわり〉