ハナミツ




「知り合いなんですよ、Aqua gardenの結城良樹さん。」



「知り合いなんですか?」


「若いときに……ね。」




東海林さんは、廊下の奥を見ながら言った。
まるで若いときの彼が向こう側にいるような、そんな気がして。




〈綾瀬目線おわり〉
< 77 / 668 >

この作品をシェア

pagetop