ハナミツ






大丈夫。わたしは。






「…はじめまして…この度コサージュの担当をした、
Aqua gardenの藤ノ宮蓮花といいます。
遅くなりました。」


袋からコサージュを出した。


「分かりました。」

「失礼します」

コサージュをスーツのポケット辺りに飾る





感情は、沢山溢れている。
いまだって、あなたにたくさん言いたい事がある。



ー何で私に隠していたんですか?
私に危害が及ぶと思っていたから?




ーもう、わたしとは会いたくありませんか?



ー今日のためにこのイベントに関連する全ての資料に目をとおしてあのスタンド花を作りました。





ー何でなにも言ってくれないんですか?






でも、今はいわない。


綾瀬さんはじっとしてくれてる。





もし綾瀬さんが、七瀬さんの言うとおり
だったとしたら。
綾瀬さんはわたしを守ってくれていたのかもしれない。






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