ハナミツ




















***










「……、」



目をさましたら、白い天井が見えた。





ここは病院?

ゆっくり起き上がろうとする。


足が痛んだ。
右膝の裏にテーピングしてある。


服は店の制服のままだ。



「………、」



「あ、起きましたか?」





………!!




綾瀬さん!!




「あ、綾瀬さん!?っ…………」



「言わんこっちゃない、駄目ですよ。動いたら」



まるで親みたいに、綾瀬さんははぁとため息をついた。












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