私と彼女と彼等


「空耳じゃねぇっつの!!」


oh、なんてことでしょう。


遂におかしくなったか、雅。


「雅、潰すよ?」


なんて思っていると恐ろしい事を言ったヒカル。

バチバチと二人の間に火花が散る。


......怖い。


ここからぬけ出せる方法はないかななんて考える。

「稚咲っ!」

「はいっ!」

いきなりヒカルに名前を呼ばれて肩がビクッとなる。


「その日は俺とデートしよ?」


は?















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