私と彼女と彼等



「なっ、ぼ、僕はお尻なんて撫でてないぞ!!」


確かに啓のお尻は撫でてないけど私のお尻撫でてたじゃん!!


言い逃れしようとするおじさんが憎たらしくて啓の服をぎゅっと掴む。




「なぁにいってんのよぉ、あんなに情熱的にお尻を撫でてたく、せ、に♥」


ちょんと人差し指でおじさんの頬っぺたをつつく啓。



......私の為なんだろうけど周りから冷めた目で見られてるよ......。



おじさんと啓は冷めた目で見られている。



「あなた......ゲイだったの......。」


「ち、違う!!僕はゲイじゃない!!」

奥さんらしき人からも冷めた目で見られているおじさん。


あー、おじさん修羅場になってるよー。




なんて思いながら見ていると


「次はぁ~動物園前ー。」



目的地の動物園についた。







< 136 / 355 >

この作品をシェア

pagetop