私と彼女と彼等
てか、
「高すぎでしょ......。」
そう。私は高所恐怖症だ。
人に手を握ってもらわないと震える。
だからと言ってこいつらには頼めない。
だって、こいつら美咲のこと気になって気づいてない。
「おー。キレーだなー。」
と柊。
......馬鹿。気付いてよ。
......美咲だったらすぐ気づくくせに。
改めて悲しく思う。
まぁ、でも自分からなんて言えないし。
我慢だ、我慢。
「アー、ホントー、キレーダナー。」
こうなったら、ヤケクソ。みえでもはるしかない!!
......