私と彼女と彼等



......象コーナーにて


「可愛いなぁ、お前も~。」 


「啓ー、そろそろ行こうよ~!」


かれこれ二十分象の檻の前にいる。


「んー、あとちょっと......「さっきもそれ聞いた!」ちぇっ、」


啓の声を遮って手を引っ張っていく。




「次、何見に行く?」


「うさ「却下」......ちぇっ」


どんだけうさぎ見る気だ。




「ペンギンで良いよね。」


いじけている啓の意見は聞かずに勝手に決める。








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