私と彼女と彼等
親父の腕をひねりあげる。
「おじ様ぁ?そんなに私のお尻魅力的ぃ?」
オネェ口調で話す。
ふざけた口調だけど顔は笑ってないから相当、怖いはず。
「ぼっ、僕はお尻なんて触ってないぞ!!」
ふざけんなよ、てめぇ。
俺の中で再び何かがきれる。
「あんなに情熱的に触りまくってたく、せ、に♥」
ちょんと親父の頬をつつく。
うげっ、気持ちわりぃ。
自分でもそう思う、けど稚咲に実害がない方法なんてこれしか思い浮かばねーんだもん。
なら、俺がゲイっぽくなるしかねぇじゃん?