私と彼女と彼等
「......俺は、稚咲の事好きだぞ。」
はっきりと言う雅。
「俺もだよ?」
ニコニコしながら言うヒカル。
「......でも、」
「......うん。」
「......俺らは、お前の事も好きだから、たくさんチャンスくれたから、今だけ......応援してやる。」
「だから、稚咲と話せよ。」
どこか悔しそうな二人。
「......」
「......十二年も好きだったんだろ?このままで良いはずない。その気持ち伝えなくてどうする。」
「......放課後、稚咲に伝える。」
全てを、俺の気持ちを伝えるんだ。