私と彼女と彼等
「んー、やっぱり熱いな。平気か?」
平気なわけないでしょう!!
恥ずかしいったらありゃしない。
「マジで熱なんてないから!はなして、恥ずかしいから!!」
まだ私を抱いてる啓の腕の中でバタバタ暴れる。
「うぉっ、あぶねー。」
そう言ってやっとおろしてくれる啓。
ふぅ、やっと恥ずかしいのから解放された。
「寝てろー。」
そう言って私の手をひいてベッドにつれてく啓。
......いや、私、熱ないけどね!?
全く人の話を聞いていない啓。
けど、
「ゆっくり休めよ、寝るまでそばにいるから。」
そう言って優しく笑う啓を見たら反論する気も失せてしまった。