私と彼女と彼等


「啓..。」

......一体いつ来たんだ。


「ぬわっ!?お前いつ来た!?」

柊、代弁ありがとう。

「......どこから入ってきた?」

雅は至って冷静だ。

「えぇっとお「そのしゃべり方止めろ。」......あい。」

怒ってるよ......。

......腹黒雅様が。

雅はギャル大嫌いだもんね。
 
いっつも学校で笑顔振り撒くから、大量のギャルの子が勘違いして、ストーカーまがいの事するからから嫌いなんだと。

まぁ、それは自業自得だよね。


「で、どこから入ってきた?」

あ、そうそう。話が脱線した。

ナイス、柊。

「ちょっくら窓から侵入しましたぁ!!」

窓から......

侵入......。


って


「「「馬鹿!!」」」


ここ三階だよ!?

落ちたら怪我すんじゃん!!

「怪我したらどうすんのよ!!」

ほんっとう馬鹿だわ。

「部活出来なくなるかも知れないだろ!!」

柊の意見に賛成。

てか、

「部活どうした?お前。」

おぉ、ナイス、柊。

さっきからナイスすぎるわ。

「......お休みになりました。」

「嘘をつくな!!」

バレバレだっつーの。

目、泳ぎまくりだし。間があったしな!!

きっと啓の事だから

「戦隊アニメの時間だからぬけてきたんだろ!!」

「正解っ!!エスパー!?」

お前の行動パターンなんて限られるわ。

てか、後ろ......。

「......お前はまたサボったのか?ん?啓ちゃん?」




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