私と彼女と彼等


......

ガチャ

「おっはよなんだジャーン☆お?ちさぴょん、可愛いジャーン。」

......朝からこいつのテンションはきついよ......。

てか、なんだその口調。


「啓..。その口調やめて。」

只でさえ馬鹿なのに更に磨きがかかっちゃう。


「えぇ~。良いジャ「今すぐやめろ。」......あーい。」

ったく。そんな変な口調どこで覚えてくんだか。


「......はよ。」

そんなことを思っていると後ろから不機嫌そうな声がかかった。

「おはよ、柊。」

わー。不機嫌だなー。

「......お前、髪結んだんだ?」

「うん。美咲とお揃い。」

「......いんじゃね?」

心なしか照れている様子の柊。

「ありがと。」



「おはよ、稚咲。美咲。」

「おはよー、ヒカル。」

......柊と啓は無視の方向ですか。

「今日はお揃いだ。可愛い。」

......あー、私の幼馴染みはなんで、照れもせずに可愛いとか言えんだ。

..言い慣れてるのか。うん、納得。

「ありがと。」

ま、でも一応お礼いっとくか。


「......本当に可愛いよ?」

...は?

どうした。

今日はなんだかヒカルがおかしい。


「可愛い..。」

......甘っ!!

なんだこいつ。

本当に甘い。

甘ったるい。

艶やかなオーラを放出しているヒカルにそんなことを思う。



「どうしたの?ヒカル。なんかおかしい。」

おちょくってんのかい。


「おかしくな「おかしいよなぁ。頭でもうったんじゃねぇ?」

勝手に話に入ってきてうんうんと一人で頷いてる人物。

「あ、おはよ。雅。」





 








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