君がくれた約束[続編]
「何で?」
「倫子さんの両親がちゃんと認めてくれるまで、ダメ」
「えー、お婆ちゃんになっちゃうかもよ?」
変な所で真面目なんだから。
「いいんじゃない」
「やだ!」
するとシュウは笑って言った。
「仕事が落ち着いたら、滋賀に行くよ」
「うん!」
両親の説得は凄く難しいだろうけど、本当に嬉しい。
シュウと一緒にご飯を作って、お風呂に入って布団に入る。
ドキドキして眠れないよ…
早くシュウと一緒に暮らしたいな。
シュウと一緒にいる時間は本当に早くて、私は又新幹線に1人乗り込む。
早くシュウと帰れるようになればいいのに…。
そして家に着くと父親が私に聞いた。
「最近よく東京に行ってるみたいだけど、もしかしてあの男の…」
何て言えばいいんだろ?
いつか分かる事だよね…。
負けるな、私
「そうよ、いけない?」
父親は開き直る私を見て、顔を真っ赤にして怒鳴った。
「お前は周りにどれだけ迷惑をかけたか忘れたのか?!傷付くのはお前なんだ!!今後一切外泊は認めんからな!!!」