君がくれた約束[続編]
「何でそんな事言うのよ?!お父さん、一回もシュウとまともに話した事無いでしょ?」
「話さなくても分かる!」
「何で?!」
「こそこそ会ってるじゃないか!会うなら父さんを説得して堂々と会うのが男だ!!」
「そんなの…何時代の話し?今は平成よ!!それにシュウが通っても、お父さん認めてくれないじゃない!もういい!!」
私はムカついて、自分の部屋に戻る。
悔しい!
シュウが悪い訳じゃないのに、私が悪いのに…。
シュウは外国に居た時にこっちであった事、何も知らなかったんだよ?
悔しくて涙が出た……。
少し冷静になると、今度は後悔が襲って来る。
何でもっと普通に、冷静に話せなかったんだろう…?
ちゃんと話せば伝わったかも知れない。
あんな風に言ったら、お互いに引けなくなって許して貰える訳なんてないのに……。
自分で自分の首を締めたような物だもん。
シュウがうちに来辛くなっただけだよね……。
私がこんなんじゃ、ダメだよ。
私はすぐ父親の所に行って言った。
「お父さん…」
「何だ?」
父親が怒ってるのが痛い程伝わる。
「さっきはごめんね。私…」