君がくれた約束[続編]
私は思わずテレビを見る。
「高山秀明さんとリカコさんです」
……。
テレビ画面に映る、シュウとリカコ。
これは何?
意味が分からない。
「今回、新しい企画ハッピーウェディングのモデルを、お二人がされるんですね。イベントもあるそうですが…」
ハッピーウェディング?!
リカコって誰よ?
私、知らないんだけど
艶々のロングヘアーに、色白の餅肌に目はパッチリで眩しい……。
何でシュウの周りには美人ばかり集まるのよ…。
私は溜め息を漏らす。
すると、秀司が言った。
「あーあ、何でこんな軽い男なんかと仕事してんだよ…」
軽い男…?
「ちょっと待ちなさいよ!シュウはね、軽い男じゃないわよ?」
「……。分かった。お前高山秀明のファンなんだろ?」
「…違うわよ!アンタこそ、リカコとかいう女のファンなんでしょ?!」
「リカコは俺の彼女だ」
彼女…?この綺麗な人が?
「はいはい、良かったわね。私は本当にシュウの彼女なんだから」
「マジで?」
秀司は真面目な顔をして、私の顔を覗き込む。
「う、嘘付いたって仕方ないでしょ…?」