見慣れた景色
教室の皆も自分がしなくて良くなったから

僕を盾にしたのだろう

僕は観念してわかるようにため息をついた

「ため息吐いたら幸せ逃げちゃうぞ〜?」

(うるさい)

今日は朝早くから工事現場の近くにいるみたいにうるさいと思う。人の声が。

無視して机にうつ伏せになると

「お〜い!生きてるか!
先生!ろう君の反応がありません!」

「何!それは一大事だ!
鶏の世話も任せると反応するかもしれん!」

「先生!授業始めましょう!」

僕は息を吹き返したように背筋を正した
< 4 / 7 >

この作品をシェア

pagetop