また、明日。

「え…それほんとか！？」






「確かな情報です」





ニヤリと笑いながら愛衣は言う。





「でも…」





それが本当なら…






「俺は会っちゃいけないんじゃないのか…？」






「まぁそうなるよね」






愛衣が俺に教えてくれたのは、喜ばしいことなのか悲しいことなのか。





記憶を維持できるようになった優羽が臨時的に学校へ登校するというものだった。




期間は一週間。





だけど、俺に会ってしまっては全てが無駄になる。





せっかく一週間も外に出られるのに、会った瞬間優羽は病院へ逆戻りだ。





それだけは避けたい。






「…てことは、愛衣は俺と優羽が会わないように協力してくれるってことか？」




俺が尋ねると、愛衣は静かに首を横に振る。





「むしろその逆」





「は…？」