後編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
次こそは、俺の所に来てくれると
明夫君を待ち構えてた俺だけど
明夫君はミカの所へ行くと
正面素振り以外はやるなと
指示を出していた。
アイリちゃんには数時間で3000本振れと
言っていたのに対して
ミカには5日間で3000本と言ったので
ミカは首を傾げていた。
確かに
ミカはまだ怪我が完治していない。
明夫君の言うことは正解だと思う。
アイリちゃんはたくさんの敵を
倒しながら、強敵を倒さなければ
いけないけど
ミカは自分の身をまず第一に守れれば
それだけで紗江さんも楽になるし
他の人にも多少の気配りができる。
ヤバイところに加勢にいける。
正面素振りは基本中の基本で
徹底的にやっていれば
自然に速度も上がって姿勢や力加減も
身に付く。
明夫君はやっぱすげぇや。
瞬時に頭を回転させて
アドバイスをしていく。
ミカも賢いからすぐに
明夫君の真意に気がつくと
目からは迷いが消えていて
アイリちゃんのお祖父さんと一緒に
稽古を再会した。
それをニコニコしながら見送ると
やっと明夫君は俺の方へやってきた。
「さて、礼二。次はお前の番だ。
俺は男には厳しいぞ(笑)
アイリちゃんは2時間たらずで
3000本終わらせてくるぞ?
それまで俺が徹底的に相手になろう。
さぁ、礼二かかって来なさい(笑)」
バケモンみたいな整った顔で
ニヤリと笑うと面を装置した
待ってました!!
俺は乱取りを早々に終わらせて
面を装置した。
明夫君はやっぱハンパじゃねぇ。
強すぎる!!
小競り合いになって、パンと離れて
突こうとしても弾かれるか
いなされる。
その隙に凄い速さで突いてくる。
それをかわしてまた小競り合い。
ジリジリと少しずつだけど
俺の方が劣勢になっていく。
勝負が付かない状況のまま
30分くらい激しい打ち合いを
していた一瞬の隙で
一本取られました。
「キィーーー悔しい!!(笑)」
礼を終えると俺は面を外しながら
項垂れると
爽やかな顔して面を外して
ニヤリと笑った明夫君。
「俺に勝とうなんざ、10年早い(笑)
でも、久々に楽しかったぜ!礼二。
俺の必殺技を出させるなんて
なかなかの腕前だ。過去にこの技を
使えた相手もいなかったしな(笑)
いつもその前に勝っちゃうからな。
自信持っていいぞ。
お前は世界一強い俺と
ここまでやれんだから(笑)」
えー!
明夫君世界一だったの??
まぁ、剣道は日本の武道だから
海外に普及してるとはいえ
日本一強いということは
世界一強いということになる。
この人はバケモンだ。
うん、間違いなく
バケモノ界の大魔王だ。
この人に比べたら俺なんか普通だ(笑)
この響きちょっと嬉しい。
と考えていると
明夫君は俺の心の中を読んだのか
「いや、お前も充分すぎるほど
バケモンだから安心しろ!」
と言って回りを見渡すように
明夫君が顔をクイッと横に向けるから
回りを見渡すと
俺らの乱取りを殆どの人たちが
固唾を飲んで怖いものでも見るように
見ていた。
うわっ!
この視線嫌い…
その横でミカとアイリちゃんは
黙々と自分のノルマを真剣な顔して
こなしてた。
うん、2人はえらい(笑)
明夫君を待ち構えてた俺だけど
明夫君はミカの所へ行くと
正面素振り以外はやるなと
指示を出していた。
アイリちゃんには数時間で3000本振れと
言っていたのに対して
ミカには5日間で3000本と言ったので
ミカは首を傾げていた。
確かに
ミカはまだ怪我が完治していない。
明夫君の言うことは正解だと思う。
アイリちゃんはたくさんの敵を
倒しながら、強敵を倒さなければ
いけないけど
ミカは自分の身をまず第一に守れれば
それだけで紗江さんも楽になるし
他の人にも多少の気配りができる。
ヤバイところに加勢にいける。
正面素振りは基本中の基本で
徹底的にやっていれば
自然に速度も上がって姿勢や力加減も
身に付く。
明夫君はやっぱすげぇや。
瞬時に頭を回転させて
アドバイスをしていく。
ミカも賢いからすぐに
明夫君の真意に気がつくと
目からは迷いが消えていて
アイリちゃんのお祖父さんと一緒に
稽古を再会した。
それをニコニコしながら見送ると
やっと明夫君は俺の方へやってきた。
「さて、礼二。次はお前の番だ。
俺は男には厳しいぞ(笑)
アイリちゃんは2時間たらずで
3000本終わらせてくるぞ?
それまで俺が徹底的に相手になろう。
さぁ、礼二かかって来なさい(笑)」
バケモンみたいな整った顔で
ニヤリと笑うと面を装置した
待ってました!!
俺は乱取りを早々に終わらせて
面を装置した。
明夫君はやっぱハンパじゃねぇ。
強すぎる!!
小競り合いになって、パンと離れて
突こうとしても弾かれるか
いなされる。
その隙に凄い速さで突いてくる。
それをかわしてまた小競り合い。
ジリジリと少しずつだけど
俺の方が劣勢になっていく。
勝負が付かない状況のまま
30分くらい激しい打ち合いを
していた一瞬の隙で
一本取られました。
「キィーーー悔しい!!(笑)」
礼を終えると俺は面を外しながら
項垂れると
爽やかな顔して面を外して
ニヤリと笑った明夫君。
「俺に勝とうなんざ、10年早い(笑)
でも、久々に楽しかったぜ!礼二。
俺の必殺技を出させるなんて
なかなかの腕前だ。過去にこの技を
使えた相手もいなかったしな(笑)
いつもその前に勝っちゃうからな。
自信持っていいぞ。
お前は世界一強い俺と
ここまでやれんだから(笑)」
えー!
明夫君世界一だったの??
まぁ、剣道は日本の武道だから
海外に普及してるとはいえ
日本一強いということは
世界一強いということになる。
この人はバケモンだ。
うん、間違いなく
バケモノ界の大魔王だ。
この人に比べたら俺なんか普通だ(笑)
この響きちょっと嬉しい。
と考えていると
明夫君は俺の心の中を読んだのか
「いや、お前も充分すぎるほど
バケモンだから安心しろ!」
と言って回りを見渡すように
明夫君が顔をクイッと横に向けるから
回りを見渡すと
俺らの乱取りを殆どの人たちが
固唾を飲んで怖いものでも見るように
見ていた。
うわっ!
この視線嫌い…
その横でミカとアイリちゃんは
黙々と自分のノルマを真剣な顔して
こなしてた。
うん、2人はえらい(笑)