後編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
有坂君の取り巻きの人から
メモ用紙を貰ってから数日が過ぎてるけど


それ以来有坂君も取り巻きの人たちも
急におとなしくなって


平穏な日々を送ってる私たちです。


まぁ、本来こういう毎日だったんだけど


メモ用紙を貰うまでの数日間は
有坂君がちょこちょこ絡んできたり
取り巻きの人たちが
私たちの教室の外で
ウロウロしてたりと
なんだか落ち着かない日々だったから


ここ何日かは凄く穏やかな日々に
感じる。



あ〜


このまま
何もない事が1番なんだけどな〜


でも、有坂君達の負の連鎖を
止めてあげないと。


アイリを工藤に取られるのは
絶対にダメ!!!


やらなくちゃならないんだ。



そのためには私はもう少し
強くならなくちゃ!!



ただでさえ、みんなの足手まとい
なんだから…


せめて、自分の身は自分で
守らないとね。


授業に耳を傾けながらも
私はそんな事をずーっと考えていたら



あっという間にお昼休み。


今日もテッタくんとケンゴくんは
部活のミーティングで
2人は私たちをやたら心配していて
ナカナカ行こうとしないので


「大丈夫よ?!
私を誰だと思ってるの?
そんなに心配なら
早く終わらせて来てよね!!」


とアイリが2人の背中を押しながら
言うと


「わかったよ!終わり次第
すぐ行くから…
何かあったら連絡しろよ?
その時はミーティング中だろうと
飛んでいくから…」


「アイリだけじゃ、背中を痛めた
ミカちゃんを守れるか不安だ…」


と2人は偉く心配しながら
部活のミーティングへ向かって


私とアイリは学食へ向かった。


「んもうっ!私をバカにしてやがるな!
テッタもケンゴも…
私をこの前の私だと思ったら
大間違いだっつうの!!」
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