君は何を思う

俺が絶対守るから。

✩side怜✩

正直驚いた。
藍はあれから声もなく数時間泣き続け、
少し落ち着いてから自分の過去を語った。

表情はなく、ただどこか遠くを見つめて
話し続けた。

楢崎佑香関係で調べた藍のことは
ほんの一部にしかすぎなかった。

俺はただ、彼女を抱きしめることしか
できなかった。
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