君は何を思う
もう、だめだ。
こわい。
誰も助けてくれない。
助けは…こない。
もう…いやだ。
誰かに縋ったりするから
余計に辛くなる。
もう、いい。
もういいよ。
抵抗をやめた私の口元のタオルが取られる。
「じゃあ…お兄さんのこれぇ〜食べてみようかぁ〜ヒクッ」
無理矢理口を開けられ
自身を突っ込まれる。
苦い味が口いっぱいに広がる。
汚い、苦い、いやだ。
頭では拒否してるのに
もう身体が動かない。
どうでもいい。
また今までにもどるだけ。
このおじさんたちも
いつものおじさんたちも変わらない。
もう、慣れっこだ。