この恋を叶えてはいけない
シュンがあたしの中で動くたび
感じたのことのない快感があたしを襲う。
セックスの経験だって、決して少なくはない。
貴志と付き合う前だって、それなりに付き合ってきた。
だけどシュンとこの情事は
まるであたしを未知の世界へ連れていくような気がして
自分がこんなにも、淫らな女だったのかと思ってしまう。
「おまえ、エロすぎ」
「う、るさいっ……。
あんたがっ……」
「黙って」
口を塞がれ、キスの嵐が降る。