この恋を叶えてはいけない
 
実の兄だと知らずに恋におちたあの夜。

お互いに名前しか知らなかった。

恋におちていたことも気づいていなかった。



そんなあたしたちに

悲劇の再会が訪れた。




(彼は、大沢駿。


 あなたのお兄ちゃんよ)
 



嘘だって…
何かの冗談だって……

誰か言って。


そう思わずにはいられなかった。
 
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