読んでて凄く切なかったです。でも、どれだけすきでもこのエンディングが一番シックリ来るというか、皆がソコソコ幸せになれる終わり方だと思います。ここで陵を傷付けて駿を選らんでも多分痼の残る幸せだと思います。駿は身を引くのが辛かったとは思いますが、唯の様に選択せずに相手の選択に身を任せていただけなのである意味楽だった気も…。他の男を想っていてもええとそこまで愛してるくれる人…陵もかなり辛かったでしょう。「ずっと好きだった人がいなくなるより陵がいなくなる方が怖い」の台詞は、やっと新しく変わり始めた自分に唯が気付き、陵の想いが救われた瞬間でホントに良かったです。世界で一番好きな人の前で二番目に好きな人と結婚する…凄いフレーズですが、エンディングで「最愛の人が関西弁を話す人に変わった」のフレーズは心に響きました。ワンシーンずつ心に響くお話です。お奨めです。