恋病-koibyou-
あれから放課後のことしか頭になくて、授業なんてほとんど頭に入らなかった。
「よし、じゃ気おつけて帰れよ、だべらず、学級委員以外さっさと帰れよ。」
「起立、礼、さよーならー」
といい、皆さっさと帰って行き私と、速水君、先生が教室に残った。
「よし、桜山と速水、残ってもらったのは、今度の体育祭での走順を決めてもらうためだ。
この前50mやってもらったろ?
それの結果を見ながら決めてもらいたい、きめたら俺は職員室にいるから届けてくれ、では頼むな」
とだけいい、先生は教室を出て行った…
シーン……
やばい、緊張というかなんというかで沈黙が続いてる……
な、なんか喋らなきゃ…
「「あ、あのさ。」」
私が発した言葉と、速水くんが発した言葉がかぶって驚の顔を見合わせた。
数秒見つめ合ったあとに速水くんが吹き出し笑った
「ぷっ あはは!ほんと、桜山面白いよな、よし、さっさとこれ終わらせちゃお」
そう言い、記録が書いてある紙をみて考え始めた、
やっぱ、速水君はいい人だね、
さっきの緊張感がなくなったよ___