自殺教室
次の日、

「ねぇ、聞いた?」
朝から騒がしかった。

「舎弟の人…死んだんだって…」
と…

「2人も!」
…え?まぁ、いっか。

いや、良くないな。だって…

「おい!拓哉!」
ほらね?

「な、何でしょう、か…」
ビクビクしながら、言った。


「お前今すぐ俺についてこい!」
「…はい。」

ころされるな。これ…
***

予想は的中した。
「お前さ、サイテーだな!なぁ!」

ボコボコにされてます。バットで殴られた。

「くそ!くそ!くそが!」
お腹を蹴られた。強く。

あ、今いるのは… 溜まり場。
「くそが!」

強い蹴りを僕に入れて、金属バットで腰のあたりを集中攻撃。
と、

「アハハ♪お兄ちゃん、みジーめだね〜♪」
あの子の声が。

声だけしか…聞こえず、姿は見えない。

「てめぇ!」
「フフフ。お兄ちゃん…殺すね?」

え…?
「が、ぐ。」


月瀬さんのお兄さんが首を抑えて苦しんだ。
「兄貴!」
「キャハハ♪…やーめた!」

え?
「今日はね、僕からの伝言〜♪復讐…始まったからね〜♪お兄ちゃん、離してくれる?」
意図が読めない。


< 17 / 62 >

この作品をシェア

pagetop