自殺教室
トオル君。

「ねぇ、僕の邪魔する?」

後ろから声がかかった。けど、誰もいない。気配がするだけ…

「邪魔?そんなことは…」


「そっか♪ありがとう。カヨコちゃん。」
気配が消えた。


「トオル君。私は…」

自然と涙が止まらない。今のトオル君を…見ることしかできない何て…

でも、見ることしかできないわけじゃないかもしれない。
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