自殺教室
…死のう。僕が、死んでも、悲しむ人はいないだろうし…

両親は、自分の事だけ。子供の僕は…どうでも良い存在。

でも…僕が死んで、不良グループ達は…

「お兄さん!」
え?

「ねぇ、不良グループ?に、復讐シナイ?」
声のする方を体ごと、振り返ると、知らない女の子?

「お兄さん。僕は…だーれだ?」

いや、いきなり現れたから…分らないんだけど…

「僕は〜♪君の友達!」
え?

「なーんてね…僕は〜♪だーれだ?」
いや、分からないから。

に、しても…復讐?

「お兄さん、此処で死のうとしたでしょ?いつだか、同じ事が何度かあったんだ〜♪だから、分かるよ?まぁ、誰かが来て、それを止めたけど〜♪」

へぇ、何度かあったんだ。

「あ、僕は〜♪やめた。」
うーん、わからない。“僕”って、やっぱり…男の子?

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